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リモートワークの振り返り

昨年からリモートワークを導入する企業が増えて、PCを使って仕事ができる業種においては一般化してきたように思います。
当社も昨年の緊急事態宣言のあとや、5月に石川県に「まん延防止等重点措置」が発出されて以来は、スタッフにリモートワークを推奨し、出社人数を制限しています。
リモートワークを始めて1年ほどたった段階での考えを記しておくことは、いつかの役に立つのではないかと思い、ブログとして残しておこうと思います。

リモートワークには、多くの良い点があることは皆さんが感じているでしょう。

メリット

ウイルスの感染防止だけではなく、出社の時間とコストのを大きく削減できます。

当社がオフィスを構える金沢市は、首都圏ほど出勤に時間がかかる人は少ないですが、片道30分以上をかけて車で出勤するスタッフもいます。この労力が無くなるだけでスタッフの負担は大きく減りました。

次に、集中力向上があります。
当社の主力業務である翻訳は、非常に集中力を要する仕事のため、ちょっとした物音や人の動きによって集中力がそがれ、作業効率が下がることもあるでしょう。自宅であれば一人で仕事をすることで集中力が高まります。

距離があってなかなかお会いできない人とオンラインでミーティングがしやすくなったのも良い変化だったでしょう。コロナが収束したとしてもビジネス出張の在り方は大きく変わっていきそうです。

その他にも様々なメリットを感じられているのではないかと想像します。業種や立場、価値観が変わると、見えてくる良い面がいろいろとありそうです。

デメリット

一方、デメリットはどんなものがあるでしょうか。
これも人によって感じる部分は様々だと思いますが、顔を合わせて会えないことで生じる不便・不都合に収斂されていくように感じています。

経営者としては、組織にチームワークが落ちていくことは否めないです。顔を合わせて言葉を交わす、ということが人間関係ではとても重要だと気づかされました。
ほとんどの組織に当てはまると思いますが、一人で完結できる仕事はほとんどありません。社内外の人たちに協力をしてもらいながら進めていきますが、普段は周りに相談しながら仕事を進めていく場合でも、自宅でひとり仕事をしているとコミュニケーションが減っていきます。チャットツールの登場や通信費の低価格化で、オンライン上のコミュニケーションは利便性が向上したと思いますが、リアルでのコミュニケーションが減少することで、組織や仕事への影響は避けられないと感じています。

オンラインだと一対一のコミュニケーションはしやすいのですが、会議のように複数名が参加し議論する場面ではオンライン(zoom等)では明らかに不十分で、相手の表情を見て議論内容への理解を伺いながら話を進める必要があるときは、リアルで会って会議をする方がベターです。
今後はオンラインの会議に必要なツールや、会議の技術自体も発達してくると予想されますが、現時点では難しさが前面に表れていると考えています。

最後に

今後は100%出社、100%リモートのどちらも採用しづらいですが、その間で良いバランスを探りながら、自分たちの最良の状態を目指していくことになるのかなと思っています。

あと、最後に。
オンライン飲み会はあまり流行りませんでしたね。
食事とコミュニケーションは会って話すほうが根源的な楽しさがありますね^^

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