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今回の記事では、当社が位置する石川県のインバウンド状況を紐解くために、外国人観光客数をみていきたいと思います。 次の表は令和元年(2019年)に石川県を訪れた外国人の構成比と人数です。

区  分

構成比(%)

人数(人)

台  湾

24.2 185,533

香  港

9.0

68,913

中  国

11.5 88,404
韓  国 2.6

19,566

東南アジア

8.1 61,909

欧  州

17.3

132,782

アメリカ 7.6

58,376

豪  州

4.0 30,814

そ の 他

15.8

120,973

合 計 100.0

767,270

※「東南アジア」はインドネシア、マレーシア、シンガポール、タイの4カ国。 年間で約77万もの外国人の方々が石川県を訪れています。 そして、どの国や地域から来ているのか? 小松空港に国際便が運航している上海(中国)、台北(台湾)、ソウル(韓国)は人の行き来が自然と多くなることもあり、やはり人数も多いです。 台湾からの人数が突出して多いですね。 アメリカ、欧米からの数が多いのも目立ちます。要因としては、ミシュラン旅行ガイドで兼六園が三つ星を獲得していることが挙げられます。 まとめますと石川県の外国人旅行客は、近隣のアジア諸国や欧米からが多いと言えます。 こういったバックグラウンドがある石川県ですが、翻訳を扱う会社として翻訳需要が前述の数字と強く連動していると考えています。 例えば、小松空港やJR金沢駅の外国表示は、 英語 中国語簡体字(中国向け) 中国語繁体字(台湾向け) 韓国語 の4言語で表記されています。 さらに、観光に関する主なページを見てみましょう。 ●石川県観光外国語情報ページ「The Official Ishikawa Travel Guide」 https://www.ishikawatravel.jp/en/ (英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、タイ語、インドネシア語、フランス語、ドイツ語) ●金沢市観光ホームページ「金沢旅物語」 http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/ (英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語、タイ語) ●北陸・加賀温泉郷の観光・旅行情報サイト「KAGA 旅・まちネット」 http://www.tabimati.net/ (英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語) ●兼六園・金沢城ホームページ http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html (英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語) こういった情報から読みとると、観光客からのニーズが高いところと翻訳需要は連動していることがよくわかるので、ビザの発給緩和といった観光客増の施策が実行されると翻訳のニーズにも大きな動きがあります。 こういった過去のデータを基に社会のお役に立てるサービスは何か?とよく考えます。 当社では宿泊施設の運営も行なっており、インバウンドの状況は今後の共有してまいります。 ●石川県観光客情報の参照元 https://toukei.pref.ishikawa.lg.jp/dl/3788/ishikawa_kankou_toukei2019.pdf ※石川県観光戦略推進部観光企画課発表の資料より